尺八の音色が心地よい夜でした
今日は本堂にてお十夜法要を行いました。 毎年10月26日のお十夜法要にはお説教師様をお呼びします。 今回は京都、極楽寺より塩田賢英さまをお招きしてお話を伺いました。 長らく教員生活を送っておいでだった塩田さまのお話は大変分かりやすく、ユーモアも交えた内容だったことと、耳に心地よい尺八の演奏も交えてくださったこともあり、っという間の一時でした。 有意義なお話の中でも、特に私の印象に深く残った良寛(江戸時代の禅僧)のことばを記します。 お前はお前で丁度よい
顔も体も名前も姓も お前にそれは丁度よい 貧も富も親も子も 息子の嫁もその孫も それはお前に丁度よい 幸も不幸もよろこびも 悲しみさえも丁度よい 歩いたお前の人生は 悪くもなければ良くもない お前にとって丁度よい 地獄へ行こうと極楽へ行こうと 行ったところが丁度よい うぬぼれる要もなく卑下する要もない 上もなければ下もない 死ぬ月日さえも丁度よい 仏様と二人連の人生 丁度よくないはずがない
来年も夜7時より本堂にてお十夜法要を行います。どなたでもお越しいただけますので、是非一度いらしてみてください。日ごろの心の曇りの拭われる、
ありがたいお話が聞けるかもしれません。